FXについて、以前の記事で、いかにシステムを導入することが重要かについてはお伝えしました。個人的には、何度でも説明を加えていきたいトピックです。感情によるとんでもないミスが発生するのを未然に防ぐというのが肝になります。 

これに対する補足として、今回は習慣の力をご紹介します。FXと習慣づくりの相性は抜群です。FXには不思議な力があります。数字ならではの魔法とでも言いましょうか。FXをやる人の多くが、どれだけの利益を上げたのかを意識しています。少なくとも、なんとなくは、把握していることでしょう。 

しかし、これだけが指標になっている人がいます。これは、少しだけ危ないパターンです。中でも一番危ないのが勝率しか見ていないケース。それこそ、全ての取引で勝ちを目指してしまいます。もちろん、それ自体は問題ないのですが、それに固執することで、必要以上にポジションを保有しがちです。これをずっと続けると、どこまでも価値が下落し、大きな損害を被る可能性があります。 

一方で、私がおすすめしたいのが習慣としてFXの記録を取ることです。もちろん、勝率に固執するのは避けましょう。さらに、どれだけの利益を上げたのかだけを記録するのもダメです。代わりに、日記のように記録を取ってみてください。時間や感情について書いていきます。その際には、どの取引の背景にどのような思考があったのかを説明できるように意識しましょう。もちろん、全ての判断に論理があるわけではありません。しかし、そうできるように目指すことが重要です。 

というのも、これを意識するだけで、FX取引のあらゆるアクションを「説明できるもの」として実行する習慣ができます。つまりは、感情に流されることの回避です。このような意味で前回の記事にも通じるところがあると言えるでしょう。 

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